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ISRCについて

これまでにCDを流通させた事が無い場合、ISRC(International Standard Recording Code)という言葉はあまり聞き慣れないと思いますが、これは音楽作品等の録音物に対しての国際基準の身分証明者のような物で、日本名は「国際標準レコーディングコード」と言います。
このISRCが無いとiTunesでの配信が出来ません。
iTunesは皆さんがご存知の通り、オリジナル曲を手軽に世界に発表出来る貴重な場です。
今後、独自に音楽活動を進めて行く上では、iTunesの存在はとても大きい物になります。
そのiTunes配信の際に失敗しない為にも、このISRCの取得は音楽制作やライブと同じくらい重要な物だと捉えて、是非実践してみて下さい。

注意!

ISRCの発行は、作品の著作権を保持している方しか行なう事が出来ません。ISRCの発行を第三者に代行してもらう場合は、著作権の一部又は全部の譲渡が必要になりますので、慎重な判断が必要です。


【ステップ1】サイトにアクセスして新規申請開始


まず、「日本レコード協会のISRCページ」にアクセスし、一番下の右角にある「新規ユーザー登録ページへ」をクリックします。

アクセスしたページの下の方に行くとこのような欄がありますので、この中から自分に該当するボタンを選択します。

最初の確認で「オーディオ又は音楽ビデオレコーディングを定期的に制作又は発売している実績があるますか?」というような問いかけが書かれていますが、あまり重く捉える必要はありません。「これから音楽活動をやって行く」という方でも問題無く申請出来ます。もちろん、企業に属さない個人の方でも取得は可能です。

ユーザー発行・管理プラン(Uプラン)と事務局発行・管理プラン(Jプラン) の違いは、Uプランが「年間10,500円の定額料金制」で、Jプランが「一曲315円の個別料金制」という課金方法の違いだけです。どちらを選択しても発行されるISRCは同じですので「こっちの方が有利!」と言うような事はありません。一年間で自分が発表する予定の曲数によって、安く済む方を選択して下さい。



【ステップ2】申請の流れを確認


UプランとJプランのどちらを選択するかが決まったら、それぞれ「Uプラン申請の流れ」又は「Jプラン申請の流れ」のボタンを押して内容を確認します。
基本的には、その流れに添って作業を進めて行けば申請は完了します。

最終的には申請書類を郵送しますが、その前にWebからのレコーディング情報の申請申請書類のFAXが必要になりますので、この作業を忘れずに行って下さい。
この作業の後に、ISRC受付センターから原本郵送の連絡が入ります。

また、申請するにあたって必要な書類については、

申請に必要な書類(Uプラン)
申請に必要な書類(Jプラン)

に色々と記載されていますが、個人での申請であれば

・Web上で作成して印刷された申請書
・住民票写しの原本(発行3ヶ月以内)
・印鑑証明書(発行3ヶ月以内)

の三つの書類があれば問題ありません。



【ステップ3】ISRC発行完了


申請の流れの通りに申請が完了すればISRCが発行され、メールで届きます。
この発行されたISRCは、基本的にはマスタリングの際にCDに埋め込んで使用しますが、配信する業者によっては直接打ち込むような場合もありますので、大切に保管して下さい。
尚、ここまでの作業は初回申請時のみ必要な作業です。二回目以降の申請はWeb上だけですぐに完了出来ます。


初回申請時は、作業がスムーズに進んでも1〜2週間程度の時間がかかります。CDの発売日等が決まっている場合は、早めに申請を行いましょう。


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JANコードについて

JANコードとは、日本で発行される共通商品コードであり、海外への流通の際にも利用が可能な国際的なバーコードです。
様々な流通の管理に使われるコードですので、このJANコードが表示されていない商品は、国内外問わず流通を受け入れて貰えない可能性が高いです。
国内の流通はもちろん、CD Baby等を使った海外への流通やアマゾン等のECサイト(インターネット販売サイト)での販売時にも必要とされますので、ISRCと同様に音楽の発売にはとても重要な物だと認識しておきましょう。
取得は、個人法人問わず誰でも行なう事が出来ますので、是非チャレンジしてみて下さい。



【ステップ1】「JANメーカコード利用の手引き」と言う冊子を買う


まず「JANメーカコード利用の手引き」という冊子を購入します。
金額は1,200円で、この冊子の中に「JANメーカコード登録申請書」と「払込取扱票(郵便局用)」が含まれています。

「JANメーカコード利用の手引き」は、一般的には最寄りの商工会議所で購入しますが、なんとamazon でも販売されていますので、わざわざ商工会議所まで行くのが面倒という時は、amazon で購入しましょう。
もちろん、送料は無料です。

バーコード利用の手引き GS1事業者コード(JAN企業コード)登録申請書付

冊子が届いたら、内容を確認しつつ登録申請書に所要事項を記入しましょう。



【ステップ2】申請書を所定の窓口に提出する


まず新規登録申請料を納付し、郵便局の受領印のある払込取扱票のコピーを「登録申請書」の裏面に添付します。

新規登録申請料は、年商が1億円未満であれば登録管理料の10,800円のみです。
この10,800円を支払う事で、3年間はバーコードを自由に発行する事が出来ます。
尚、バーコードの発行上限は999個です。

新規登録申請料を納付が完了したら、払込取扱票のコピーを添付した登録申請書を、最寄りの商工会議所か、財団法人流通システム開発センター(東京)に提出します。



【ステップ3】国コード・商品メーカーコード発行完了


提出から2〜3週間ほどすると、国コードと商品メーカーコードの番号が、流通コードセンターから通知されます。

JANコードは、下二桁〜四桁までの3つの連続した数字を自由に変える事が出来ますので、CD毎に番号を変えて管理します。
作品毎のコードが決定したら、バーコードを書き出すソフト等を使ってバーコード化し、ジャケットの中に配置します。
バーコードの配置は基本的にはどこでも問題ありませんが、必ず包装の上から見える場所に配置して下さい。
(ジャケットのデザインを損なわないように、帯に配置するケースが多いです。)

尚、利用から3年が経過すると「JANメーカコード更新申請書」が届きますので、その先も継続してJANコードを利用する場合は、その書類を使って更新しましょう。


初回申請時は、作業がスムーズに進んでも2〜3週間程度の時間がかかります。CDの発売日等が決まっている場合は、早めに申請を行いましょう。


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